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IT産業調査室

IT/ICT産業の業績や就労環境などを調査し分析しています

3月期上場受託系ITサービス88社の2019年3月末通期見通し

BSD(業務ソフト開発)47社

売上高は8,499億61百万円で2018年3月実績比5.3%増だった。営業利益は721億59百万円で9.5%増、経常利益は722億09百万円で7.3増、純利益は488億76百万円で17.0%増だった。

就業者1人当たりに換算すると、売上高は1,628.6万円で1.9%増、営業利益は138.3万円で6.0%増、経常利益は139.3万円で3.9%増、純利益は93.7万円で13.3%増となる。

経営指標を見ると、営業利益率は8.5%で2018年実績より0.3ポイント増加、純利益率は5.8%で0.6ポイント増加する。

就業者総数は5万2,189人で2018年3月末現在から1664人(3.5%)増加している。2018年3月末現在は前年同期比151人減で1人当たり生産性が改善されたが、2019年3月末見通しは再び生産性が低下する方向にある。就業者を増やさないと売上げ、営業利益が増加しない「人/月」型ビジネスモデルから抜け切れていない。

ESD(エンベデッド・システム開発)9社

売上高は863億88百万円で2018年3月実績比9.3%増だった。営業利益は74億93百万円で16.8%増、経常利益は75億91百万円で14.1増、純利益は49億76百万円で10.7%増だった。

就業者1人当たりに換算すると、売上高は1,119.0万円で3.0%増、営業利益は97.1万円で10.0%増、経常利益は98.3万円で7.5%増、純利益は64.5万円で4.2%増となる。

経営指標を見ると、営業利益率は8.7%で2018年実績より0.6ポイント増加、純利益率は5.8%で0.1ポイント増加する。

就業者総数は7,720人で2018年3月末現在から449人(6.4%)増加(2018年3月末現在は749人減)している。BSD(業務ソフト開発)業と同様、2019年3月末見通しは再び生産性が低下する方向にある。

FMS(システム運用管理)7社

売上高は4,482億50百万円で2018年3月実績比5.9%増だった。営業利益は301億50百万円で9.0%増、経常利益は300億94百万円で8.4増、純利益は195億59百万円で3.8%増だった。

就業者1人当たりに換算すると、売上高は1,540.4万円で5.0%増、営業利益は103.6万円で8.0%増、経常利益は103.4万円で7.7%増、純利益は67.2万円で3.0%増となる。

経営指標を見ると、営業利益率は6.7%で2018年実績より0.2ポイント増加、純利益率は4.4%で増減ナシとなる。

就業者総数は2万9,029人で2018年3月末現在から226人(0.9%)増加している。

BPO/コールセンター3社

売上高の60%超を占めるトランスコスモス【9715】が通期見通しを公表していないため、本項目の集計は行わない。

セキュリティ監視サービス1社

対象はラック【3857】1社のため、業種としての分析は行わない。

情報処理/複合サービス21社

売上高は48,191億70百万円で2018年3月実績比1.8%増だった。営業利益は4,270億11百万円で9.5%増、経常利益は4,313億59百万円で8.8増、純利益は2,923億41百万円で10.0%増だった。

就業者1人当たりに換算すると、売上高は2,051.5万円で0.7%減、営業利益は181.8万円で6.8%増、経常利益は183.6万円で6.1%増、純利益は124.5万円で7.3%増となる。

経営指標を見ると、営業利益率は8.9%で2018年実績より0.7ポイント増加、純利益率は7.3%で0.5ポイント増となる。

就業者総数は23万4,904人で2018年3月末現在から5,762人(2.5%)増加している。