大分類「ソフト/サービス」に入る株式公開企業は621社で、全体(859社)の72.3%に相当します。621社に含まれるのは次の分類です。
B2C:コンシューマ向けサービス
アミューズメント
コンテンツ
電子メディア/出版
物販サイト
B2B:クラウド/Webサービス
広告宣伝
アンケート/市場調査
マッチング
マンパワー依存型サービス
コールセンター
システム保守管理
データ管理・保全
セキュリティ管理
システム開発型サービス
SES
AIカスタマイズ
Webアプリケーション作成
組込み・通信ソフトウェア開発
業務系システム開発
情報処理系SIサービス
「ハードウェア・メーカー」「プロダクト販売」の1社あたり/1人あたり売上高がともに、2016年と2019年を頂点とする2こぶラクダ型だったのに比べ、ソフト/サービスは右肩上がりの上昇カーブを描いています。
前2者と「ソフト/サービス」621社の折れ線グラフが全く異なる形状を描くのかを考える必要があります。第一感の推測は、ハードウェア・メーカー、プロダクト販売が景況の影響をダイレクトに受けるのに対し、ソフト/サービスのうちシステム開発系は中長期の契約の上に成り立っていること、サービス系は発注者・利用者にとって景況と関係なく利用し続けなければならないモデルということがあるかもしれません。
従業員数の増加と同期して売上高が増えていますが、売上高の伸びが人員の伸びを上回っているため、1人あたり売上高も上昇しました。
2013年から2018年まで、営業利益率は10%台で推移していました。しかし2019年から6年連続で10%を下回っています。