IT産業の株式公開企業859社を業態別に分けて、2013年を起点とする10年間の推移をグラフにしました。
比較するのは
・1社あたり売上高
・1社あたり従業員数
・従業員1人あたり売上高
の3点です。
2013年をゼロとする前年比増減率の累積を折線で、売上高に対する営業利益(本業の利益)の割合:営業利益率を棒グラフで示します。
各年のポイント値は煩雑になるので省略しました。
ちなみに859社全体の2023/2013年比は次のようになっています。
従業員総数 1.3倍(29.1%増)
売上高 1.5倍(54.8%増)
1人あたり売上高 1.2倍(19.9%増)
10年間の実質的な成長が1.2倍(年平均2%弱)をどうとらえるか、見解が分かれるところでしょう。
業態別の先陣を切るのはICT大手3社(日本電信電話、KDDI、ソフトバンク)です。
営業利益率は2018年まで一定水準で安定していましたが、2019年を境に乱高下しています。ソフトバンクの営業利益が大きく影響しています。