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IT産業調査室

IT/ICT産業の業績や就労環境などを調査し分析しています

2017年1月期からの通年業績 1人当たり売上高は22か月連続で減少

 2017年1月期から12月期まで、株式公開ICT関連607社の決算を集計した。

 売上高は114兆4,855億81百万円で前年同期比は2.4%減だった。通期の営業利益は16.3%増の9兆5,806億60百万円、経常利益は13.8%増の9兆2,094億48百万円、純利益は22.3%増の5兆7,777億03百万円だった。最も大きなウエイトを占める3月期決算企業(353社)の売上高が前年同期比3.9%減だったのが影響している。

 就業者の総数は1.3%増の409万3,577人だった。内訳は正規雇用者が364万3,656人、非正規雇用者が44万9,921人となっている。単独・個別の正規雇用者74万9,486人(1.6%増)の平均年齢は前年同期比+0.1歳の40.6歳、平均年収は13.4万円減の717.1万円だった。

 就業者1人当たりの通期業績は、売上高が3.6%減の2,796.7万円、営業利益は14.8%増の234.0万円、経常利益は12.4%増の225.0万円、純利益は20.7%増の141.1万円となっている。1人当たり通期売上高の前年同期比は、2013年3月期から22か月連続でマイナスとなっている。

(注)経済産業省の特定サービス産業動態統計、特定サービス産業実態調査の結果と大きく異なるが、本調査にはハードウェア製造、通信サービス、インターネットサービス、ゲームソフトウェア、情報通信機器卸・小売といったカテゴリーを含んでいる。集計対象が異なるので単純な比較はできない。